マッツ




マッツが終わりました。

雑誌そのものが終わるのです。

僕がかかわったのは今年の2 月からだった。

バーデンバーデンでの個展の告知をマッツがしてくれて、その担当の 岡田さんが僕の本を持っていてくれて、そこから連載「キンシオゲリラ売り日記」も始まった。

原稿を送ってから雑誌になって見るのは1ヶ月以上後なので、自分がその時何をやっていたのかということを見れてよかった。

マッツはマガジンハウスから出ていた雑誌だけれど、編集の人に社員の人はほとんどいなくて、それまでフリータ−とかをしていた人が、あつまってできた雑誌だ。

あの情報量の多さはそういった雑多なパワーが感じられた。

みんなも、雑誌を作りたいという夢のもと(それも天下のマガジンハウスの)、楽しかったに違いない。

オリーブが休刊になり、それの受け皿として マッツは機能していた。

インターネット世代、ゲリラ売り世代の雑誌だった。

僕が一 番思い出すのは編集の人の大変ながらも楽しそうな顔。

雑誌を作るというのは多くの 人の夢でもあるんだ。

それがある程度を過ぎるとだれてマンネリな雑誌になるのが多くの雑誌の抱えている問題なんだと思うよ。

初心忘れるべからずというのはこの業界に一番あてはまりそうな気がする。

マッツのみんなはまだそうなる前の楽しい感じだったのに。

残念。

みなさん、岡田さん、もつらさん、立石さん、ごくろうさま。

そしてありがとう。

また会いましょう! (2001,12)

 

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