工藤君は北海道の風景を撮る写真家で、何年か前に北海道の利尻島で会った。
当時は二人とも学生だった。
稚内の「お天気屋」という喫茶店で将来の話をした。
それで、「じゃあ、互いにがんばろう」みたいな別れをいって、それぞれの旅を続けた。
それから僕が本を出してサイン会とかにきてくれたり、たまに会って話したりした。
そんな彼の写真を今年の僕のポストカード作品に提供してもらった。
「未確認飛行物体を確認しに行く青年」と「人は結局みんな孤独なんだと結論する青年」の ニ作品で、スペースシャワーTVのCFのひまわり畑の写真も彼の。
昨年はじめた「写真+絵」の実験が成功した時、僕はもっと色んな風にやってみようと思い、 工藤君に写真提供を依頼した(昨年のポストカードの「実験作品」の写真は僕がみんな昔に
旅先でとったやつ)。
僕は写真は誰でも撮れると思っている。
絵より個性は出ないし、技術よりも目の付け所だ。
ただ、工藤君は北海道に一ヶ月も撮影旅行に行き、本当に美しい一瞬を待って シャッターをきったりするから僕とかのローファイカメラマンとは違うのだ。
そんな彼の本格的な写真を今回のポストカードに取り入れることによって、 僕の実験はまた新たな可能性を見つけたといっていい。
そんな工藤君のサイトがスタートしたので興味のある人は見に行って下さい。
いやあ、あの時の旅先の出合いがコラボレーションに発展できたとはね。
ありがとう、工藤君。
しかしあのとき、「30までに何とかなればいいと思ってる」 といったのを今も覚えているけど、僕、何とかなってるのかなあ?
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