亀戸と吉祥寺

亀戸「サンストリート」での「無気力爆発展」も今日でおわりだ。

16日間。

僕は毎日亀戸に通った。

平日は13時からだから吉祥寺12時20分に乗っていった。

吉祥寺から亀戸は450円かかる。

往復で900円で、それは自腹なので僕は1800円売ったら半分事務所に入れて、赤字ではないからそれを目標にした。

その目標はクリアした。

16日間、楽しかった。

とても楽しかった。

サンストリートのスタッフ（タイムクリエイト）の人たちがいい人たちだったのがとても大きな理由だ。

あそこはセイコーという時計会社の工場の跡地をああいう形でやっているのだけど、年間1000万人の来場者がある成功したショッピングモールで各地から見習いに来るらしい。

施設も立派で、僕の個展の中でも、規模的には一番大きかった。

僕は16日間毎日通うのは飽きると思ったのだが、飽きなかった。

もう終わりか、というのが正直な気持ちだ。

それにはびっくり。

客は一日40人平均かな？1／3が僕と直接つながっていた客の人、1/3が雑誌やTVで見た人、1/3がサンストリートにたまたま来た人だった。

知名度ゼロのつもりでやったのだが、結構下町のみんなも知っていてくれた。

地元の人に教わったおいしいお店はほとんどいった。

旅気分であり、そこに暮らしたような気にもなった。

会場にはソファを4つならべて、そこで仕事の打ち合わせもたくさんしたし、取材も受けた。

友達も来てくれた。

音楽は立派なシステムがあり、UNDERWORLDとKID A(RADIO HEAD)とブッチャーズをかけた。

セイコーさんとのつながりで立派な時計もつくった。

金はかかったけど、ああいう立派なものを作りたかったし。

その予約注文もうけた。

ウオッチケースのデザインは昨日完成した。

まあ、色んなことをあそこでやったわけです。

その間公園はやすみだった。

しかし毎日天気が不安定だったから休んで良かったと思う。

ラッキーだ。

みなさん伝わりましたか？僕がどれだけ楽しかったか。

さあ、僕は次にいかなければ、版画もなんかやるだけやった気がします。

バーデンバーデンでの個展、サンストでの個展、「無気力爆発」の本は版画集だし、そろそろいいかな。

まあ、たまにやるとは思うけど、とりあえずこの期間を第一次版画時代とするよ。

この個展をもって、第一次版画時代の終焉です。

またやるつもりでね。

次はどんな時代がくるのだろうか？来場してくれたみなさんありがとう。

来れなかったみなさん、本で見てね。

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