ある説教めいた話




先週多摩川で名前は分からないけれどきれいな赤い大きな花が咲いていた。



地球温暖化は加速する一方で気温が暑くなればなるほど冷房を使い室外機から出された熱気がオゾン層を破壊しまた気温が暑くなる悪循環。

僕は多摩川の川べりをひとり歩いていた。

川は少しは涼しいかと思ったがアスファルトの照り返しが強くこなければよかったと思った。

そんな暑い太陽の中その名も知らぬ美しい花は暑そうではあったが立派に咲いていた。

僕は花を切り取り家の涼しいところで育ててあげようと思った。

こんなに暑かったら今はがんばれても来週あたりにはドライフラワーになってしまう。

そうして家に帰って高い植木鉢をかって砂も肥料も買って栄養のある水をあげて育てようと思った。

さあここはいい環境だろ?あんな暑い河原よりもずっと快適だろ?その美しさをいつまでも僕に見せておくれ。

そう願っていたのだけれども(もうここまで書けば君にも予想がつくだろうけど)花は日に日にうつむき一昨日枯れてしまった。

 

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