「あ、もしもし●●高校です…─」
今日もまた保健室から母の職場へ電話をかけてしまった─
私は現在高校2年。
今年になってあまり教室に行っていない…いわゆる保健室
登校とぃぅやつだ(・∀;)
トントン……『どうも〜』
いつものように先生と話しをするその声は変わらず
元気なまま…。
『しっかりしなさい!「という母の言葉は日に日に
強くなっていき、書われるたびに涙をこぼす………。
しっかりしなきゃ………。
しかしその後も母が保健室へ迎えに来る回数はあまり減ら
ず、私はまたぐったりと横になる……声にならない『ごめ
んね…。』を何度も繰り返しながら。
翌年の3号。
『昨日先生から電話あってね…』車の中で母の言葉にただ
『うん、うん』とだけ返事をした─。
病院の診察室で母と主治医の高畑先生のやり取りに
私は一瞬耳を疑った…。
『先日学校の方から電話をいただいて……今回は出席日数
と単位がやっはり足りないという事で…』
母の言葉に『そうですか─…』と残念そうに先生は俯いた。
『…ねえ…何の話?私……進級出来ないの?!……?』
母も私の言葉に耳を疑った─。
あの日、車の中で母が話していた内容は私に届いていなか
ったのだ…。
『進級出来ないんだ…´∀`;」
現実を突き付けられ、何を考えるでもなくただ涙だけがボ
ロボロと溢れ出していた。
それから何日か私は鬱状態になっていた。
母がいつもより優しい気がして、家族の中の何かが違う気
がして、どんな風に接していいか分からなくなった……。
もぉ諦めるしかないんだ。
やっと現実を受け止:る事が出来たのは
何日後だったろうか。
2007年8月─。
今私は高校2年としてまた新たな道を歩いている…。
『ごめんね。』と『ありがとう。』を胸に─。
そしてこれからも歩いて行く。
『母と共に…』。
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