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 お母さんへのメッセージ 携帯小説リアルーン 2
 
出版社:笠倉出版社 定価(税込):950円
  第一刷発行:2007年11月 ISBN:978-4-7730-0397-0
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150万人の携帯サイト「Sweetマガジン」が生んだ携帯メッセージ小説。ママに伝えたい「娘の気持ち」。
 

本の要約

「お母さん」は私たちが一番最初に接するもっとも身近な存在。ビギナーにも書きやすいテーマだと思います。ただ、身近な存在だけに「好き」や「嫌い」だけでは言い表せない複雑な思いを抱えている方も多かったようです。「私にはお母さんがいない」という方からの作品もあり、全体的に幅広い内容の投稿がありました。



オススメな本 内容抜粋

「あ、もしもし●●高校です…─」
今日もまた保健室から母の職場へ電話をかけてしまった─
私は現在高校2年。
今年になってあまり教室に行っていない…いわゆる保健室
登校とぃぅやつだ(・∀;)

トントン……『どうも〜』
いつものように先生と話しをするその声は変わらず
元気なまま…。

『しっかりしなさい!「という母の言葉は日に日に
強くなっていき、書われるたびに涙をこぼす………。
しっかりしなきゃ………。

しかしその後も母が保健室へ迎えに来る回数はあまり減ら
ず、私はまたぐったりと横になる……声にならない『ごめ
んね…。』を何度も繰り返しながら。

翌年の3号。
『昨日先生から電話あってね…』車の中で母の言葉にただ
『うん、うん』とだけ返事をした─。

病院の診察室で母と主治医の高畑先生のやり取りに
私は一瞬耳を疑った…。
『先日学校の方から電話をいただいて……今回は出席日数
と単位がやっはり足りないという事で…』

母の言葉に『そうですか─…』と残念そうに先生は俯いた。

『…ねえ…何の話?私……進級出来ないの?!……?』
母も私の言葉に耳を疑った─。

あの日、車の中で母が話していた内容は私に届いていなか
ったのだ…。

『進級出来ないんだ…´∀`;」
現実を突き付けられ、何を考えるでもなくただ涙だけがボ
ロボロと溢れ出していた。

それから何日か私は鬱状態になっていた。
母がいつもより優しい気がして、家族の中の何かが違う気
がして、どんな風に接していいか分からなくなった……。
もぉ諦めるしかないんだ。

やっと現実を受け止:る事が出来たのは
何日後だったろうか。

2007年8月─。
今私は高校2年としてまた新たな道を歩いている…。
『ごめんね。』と『ありがとう。』を胸に─。

そしてこれからも歩いて行く。
『母と共に…』。


(本文P. 8〜9より引用)


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