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著者
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出版社
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新潮社 | |
定価
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本体価格 1600円+税 | |
第一刷発行
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2002/09/10 | |
ISBN4-10-353414-1 | ||
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誕生日の夜、少年はひとり夜行バスに乗り、家を出た。生き延びること、それが彼のただひとつの目的だった。一方、ネコ探しの名人であるナカタ老人も、何かに引き寄せられるように西に向かう。暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて――。村上春樹待望の書き下ろし長編小説。 |
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第24章 神戸を出発したバスが徳島駅前に停まったとき、時刻は既に夜の8時をまわっていた。 二人はバスを降り、駅のベンチに座って、しばらく何をするともなくあたりの風景を眺めていた。 (本文P.3より引用)
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