北村薫
啄木や西條八十の詩との幸福な出会い。子供の詩を貶める文章への痛烈な批判。柔軟で屈伸自在な美の結晶<詩歌>を慈しむ名エッセイ
『声に出して読みたい日本語』のヒットをきっかけに、美しい「国語」の再発見が見直されています。本書は、もと国語教師であった北村さんの面目躍如ともいうべき、まさに「言の葉」への愛に満ちた一冊です。大学時代、机の上の落書きで出会った塚本邦雄の短歌。チャンドラーと西條八十が共に愛誦していたフランスの詩。美智子皇后の歌の師として知られる五島美代子が、亡くした子を思い詠んだ哀しい短歌。古今東西の詩歌に触れた著者にしか書きえない名著です。(HT)
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