恋、いろいろな、関係
著者

ナガオカケンメイ 

出版社
ワニブックス 
定価
本体価格 1000円+税
第一刷発行
2002/06/25
ISBN4-8470-1447-2
『だって、思い出に残ってしまうから・・・・』

男が描いた女の“揺れ”“恋愛体質”で紡いだ、35のショートストーリー。

ナガオカケンメイ

■プロフィール 1965年生まれ。原宿サンアド、日本デザインセンターなどでグラフィックデザインに携わりながら、マルチな活動を行うグラフィックプランナーへと転身。97年、ドローイングアンドマニュアルインクを設立、「モーション・グラフィックス展」の総合プロデュースなどをはじめ、幅広い分野で活躍。著書に、「コマボン」(扶桑社)「ブラボー!すきま広告」(リブロポート)「さくらなお仕事」(メディアファクトリー)のほか、現在「えほん結婚」(デジタルハリウッド出版)を出版準備中。89年、朝日広告賞受賞。

「小学生のとき、父親がシビックを買ったんです。ファン歴はそれ以来だから、かれこれ20年以上になりますね」と語るナガオカ氏。「ホンダが好きな理由ですか? ひとことでいうと、夢や未来を感じさせてくれるメーカーだからです。ホンダの車からは、設計者が『我々にとって理想の車はこれだ! こんな車を作りたかったんだ!』という思いが伝わってくるように思う。そういうところに僕は非常に引かれるんです。消費者の意向を気にするあまり、万人受けはするかもしれないが、個性に乏しい車が最近多いように思うけれど、そういう車はつまらないと思うんです」(ナガオカ氏)

デザイナーとしての顔も持つナガオカ氏にとって、ホンダ製品は工業製品としても楽しめるのだそうだ。 「昔からホンダには、面白いアイデアの車が多かった。バイクを折りたたんで後部座席に収納できる車とか、非常に型破りな発想を感じるし、最近でも、S2000のような飛び抜けた車を作っている。どこかで見たような車ばかりが目につく中、夢や先進性にこだわるホンダの姿勢が大好きなんです」(ナガオカ氏)

 

愛してるとあなたが言ったから、わたしも言っただけ。

歌舞伎に行こうとあなたは言い出す。

少し遠いけど、水戸まで行かないかと言い出す。

3日休みをとって北海道に行こうと言い出す。

早起きしてデニーズで朝食を食べようと言い出す。

この雑誌に載っている温泉に入りに行こうと言い出す。

新しいサーブのカブリオレを買おうと言い出す。

自分も平凡なほうじゃないと思うけれど、あなたは面白い。

ナイターを見に行こうと言い出す。

奥田民生のライブに行こうと言い出す。

和食が食べたいと言い出す。

毛足が長めのじゅうたんが欲しいと言い出す。

コルビュジェを見たいと言い出す。

ピアノ教室に行こうと言い出す。

オーロラを見に行こうと言い出す。

花火の工場を見学しようと言い出す。

そして、別れてほしいと言い出した。

(本文P.8より引用)

 

 

 

   

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