君を、つらぬこう。 人生を口説く55の方法
著者
中谷彰宏
出版社
KKペストセラー
定価
本体価格 1200円+税
第一刷発行
2002/05/31
ISBN4−584−18680−4
「楽しいからやった」という理由だけでいい。

 人生には数々の壁にぶち当たる瞬間がある。しかし、「壁」は動かそうと考えたり、叩いているだけでは、意味がない。人生で一番大事なことは、「つらぬく」ことだ。そして、「つらぬく」というのは、くじけないことだ。このことを、英語では「ペネレート」と言う。押すだけでは、つらぬけないし、相手は動かない。仕事においても、人間関係においても、壁の上っ面を撫でるのではなく、向こう側に突き抜けるところまで、いかに行くかが問題なのだ。「つらぬく」ためのノウハウを満載した、人生の達人、中谷彰宏の真骨頂がこの一冊に濃縮された。一読の価値あり!


●著者紹介
 中谷 彰宏
1959年4月14日、大阪府生まれ。84年、早稲田大学第一文学部演劇科を卒業、博報堂入社。博報堂でCMプランナーをつとめたのち、91年、独立し、(株)中谷彰宏事務所を設立。主な著書に、『スピード自己実現』(ダイヤモンド社)『オヤジにならない60のビジネスマナー』(PHP研究所)『あなたが変わる自分アピール術』(幻冬社)『一流の遊び人が成功する』(KKベストセラーズ)など、多数。

まえがき

うわっツラをなでるより、貫こう。

「自分を貫く」というのは、くじけないということです。
今、ほとんどの人はくじけてしまっています。
早いところで妥協してしまうのです。
貫くための妥協ならいいのです。
「貫きたかったのに、妥協した」という人のほうが多いのです。
人生で一番大切なことは、貫くことです。
ほとんどの人は、プッシュ(押す)はしても、貫いていません。
私は空手をやっていました。
空手では、相手を打つのではなく貫け、相手の顔面を狙う時は、後頭部から腕が突き出るように貫けと習いました。
これを英語で「ペネトレート」と言います。
表面に当たっているだけでは足りません。
目標が低すぎると、表面のうわっツラをなでたり、プッシユしたり・叩いたりヒットしているだけになります。
本当にやりたいことがある時は、その裏側まで突き抜けるぐらい貫かないといけないのです。
押すだけでは、突き抜けないし、相手は動きません。
相手に触れただけでは、空手の「一本」にはなりません。
スタートラインにすぎないのです。
これでは相手をドーンと持ち上げることはできません。
『北斗の拳』のように、グーッと内側に入っていかないといけないのです。
相手にパンチを当てるだけでは、なでたのと同じです。
パンチは、相手の内側をグリグリグリッと進んで、向こう側に抜けます。
銃の弾が体を貫通すると、入口の穴は、ほとんど見えません。
でも、反対側の抜けた穴は、軌道を螺旋に切っているので、大きな穴が開いています。
表面に当てただけで、頑張ったと考えてはいけません。
当てたら、向こう側に突き抜けるところまでいかに行くかです。
それは仕事だけでなく、人間関係も同じです。
仕事をする時も、相手の表面にパンチを当てただけで「やりました」と言うのではなく、貫くところまでやったかどうかを基準に考えて判断します。
人間関係においても、貫いた友達か、名刺交換しただけの友達かでは違います。
本当の友達は、貫かなければいけません。
壁に当たって、壁を割ろうとしているようではダメです。
壁を貫いて、向こう側に突き抜けようとすることです。
たいていは表面だけの議論に終始します。
壁を動かそう、壁を叩き割ろうとするのではなく、突き抜けるイメージをどれだけ持てるかが、大切なのです。

自分を貫くために/その@

壁は、押すのではなく、貫こう。

 
(本文より引用)

 

   

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