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著者
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出版社
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小学館 | |
定価
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本体価格 1600円+税 | |
第一刷発行
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2002/07/10 | |
ISBN4-09-179342-8 | ||
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大洋作品初の映画化!その魅力を完全収録! 青い虚空に手を伸ばす十代の春…松本大洋の傑作短編集『青い春』を主演=松田龍平、監督=豊田利晃で初の映画化!その魅力を、ふんだんなカラー写真、貴重な証言、そして大洋氏自身の描き下ろし新作で綴る完全ガイド |
──男子校・朝日高等学校の卒業式の日。ワルの先輩たちが、3年間の恨みを晴らそうと、教師を追いかけて走っている。そんな風景を屋上から眺めるのは、新学期から3年生になる九條(松田龍平)、九條の幼なじみ青木(新井浩文)、眼鏡の雪男(高岡蒼佑)、野球部主将の木村(大柴裕介)、赤いTシャツをちらつかせる大田(山崎裕太)と使いっぱの吉村(忍成修吾)。彼らはそこで、青空をバックにポーズを決め、皆で記念写真を撮った。 屋上には、もっと空に近い場所──最屋上があり、その壁面には「しあわせなら手をたたこう」と大きな落書き。そこで彼らが楽しむのは、柵の外に立ち手をたたく回数を競う通称“ベランダゲーム”。空は快晴。失敗すれば校庭にまっさかさま──勝者が学校を仕切るという、この伝統のゲームで、8回の新記録を出した九條だが、彼にとっては“ゲーム”も“学校を仕切る”という事も、無意味で、どうでもいいことだった。 新学期が始まった。それは、進学、就職……突きつけられる現実の中で、自分の行き場を探すことを余儀なくされる時の始まりでもあった。ある者は、警察官と教師に抱えられ、泣き叫びながらパトカーに乗せられていく。ある者は、甲子園への思いを縫い込んだ学ランを投げ捨てて、ヤクザとなった先輩と共に黒塗りの高級車に乗り込んでいく。そしてある者は、自分への答を見つけるために、ひとり最屋上へと上っていった……。(青い春 公式HP より引用) プロフィール 監督・脚本: 製作: 製作:
2001年/カラー/1時間23分/ヴィスタ・サイズ/DTS STEREO
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