伊沢利光の結論 【飛距離と制度】
著者
伊沢利光
出版社
池田書店
定価
本体価格 1800円+税
第一刷発行
2002/01/24
ISBN4−262−16222−2
「よりシンプルで理にかなったスイングをずっと追求してきた」 伊沢プロの結論とは?

「よりシンプルで理にかなったスイングをずっと追求してきた」
伊沢プロの結論とは?

世界のトッププロも絶賛する美しいスイングを
本人の連続写真を多用してわかりやすく解説。
これであなたも伊沢になる!

 

目次

序章  飛ばしの世界を実現する伊沢ワールドへようこそ
第1章 飛ばしの体勢をかためるアドレス、グリップの世界
第2章 飛ばしのパワーをためるバックスイング〜トップの世界
第3章 腰のリードでパワーを放出ダウンスイングの世界
第4章 最後まで大きく振り抜けインパクト〜フィニッシュの世界
終章  スイングはこう考えて、こう実践 飛ばしの世界はすぐそこだ

 

編集部からのメッセージ!

2001年度の賞金王に輝く伊沢利光プロのスイングは、日本のプロゴルファーのみならず、アーノルドパーマーやタイガーウッズら世界のトッププロからも「世界一美しいスイング」として高い評価を得ています。

本書はそんな伊沢プロ初の完全書き下ろしです。アマチュアの方が『より遠くへ飛ばして曲げないスイング』に近づくための秘訣が満載。伊沢プロ本人が写真で解説しているので、目で見て確かめられます。

「よりシンプルで理にかなったスイングをずっと追求してきた」伊沢プロが挑戦し、考え続けた末の結論を集大成したゴルファー待望の一冊です。

私もこの本で飛距離が10ヤード以上のばした経験者です。ぜひご一読ください。



まえがき

こんにちは。
伊沢利光です。
ここ数年前から、多くの方々が私のスイングを高く評価してくれるようになりました。
有難いことだと感謝しています。
そんな私のスイングも、プロになった頃には、まだまだ評価などして頂けるものではありませんでした。
今のスイングを確立するに致るまでには次元は異なる
かもしれませんが、みなさんと同じように様々な試行錯誤を繰り返してきたのです。
そんな私をずっと見守ってくれたのは、ほかでもない師匠のジャンボ尾崎さんでした。
今のスイングを形成する上で、決定的なヒントをくれたのもジャンボさんでした。
「伊沢、ダウンスイングの始動で、上体と下半身が一緒に動いているぞ。ダウンスイングの開始は下半身からだろう」。
ショットの調子が悪く、満足な飛距離も出ずに悩んでいた時に頂いたアドバイスでした。
この時のジャンボさんのひと言で、私の中のスイングイメージは変っていったのです。
そして今、私がスイングの中で最も重視していることが「ダウンスイング以降フィニッシュまで、腰の回転が上体や腕の振りをリードする」ということなのです。
これが私のスイング論の“中核”をなしているのです。
様々なスイング論が語られる中、私も自分に合っているものは取り入れるようにしています。
しかし、ややもすると研究熱心なアマチュアのみなさんは、この様々なスイング論に翻弄され、迷路に入り込んでしまう方も少なくありません。
プロであってもそうした事が原因で、自分の良さを見失い調子を落とす人は少なくないのです。
私の場合は、どんなスイング論を試みても、拠り所となる「腰の回転」を重視するスタイルだけは決して変えることはしませんでした。
それが迷路に入り込まずに、合理的なスイングを確立できた要因だったと思っています。
この本では、私が最も重視している「腰の回転」につ
いて、過剰なほどの説明を施してきました。
というのも、なんとかして、皆さんに「腰の回転」の重要性を理解、体得して頂きたかったからです。
スイングに対しての高い評価だけではなく、2001年にはマスターズ4位、また初の賞金王という実績を残すこともでき、私、伊沢利光の“結論”に自信と確信を持つこともできました。
さらに、パーフェクトなスイングに近づけるように挑戦を続けていくつもりですが、私が得た“結論”は、これからも一貫して変わることはないでしょう。
この本が、皆さんのゴルフのクオリティを大きく高めることに、微力ながらも役立つものになれば幸いです。
私、伊沢利光も応援します。
頑張って下さい。

伊沢利光

(本文 まえがきより引用)

 

 

 

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