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美智子さま 心にひびく愛の言葉
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著者
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浜尾実 | |||||
出版社
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青春文庫/青春出版社 | |||||
定価
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本体価格 514円+税 | |||||
第一刷発行
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2001/12/20 | |||||
ISBN4−413−09222−8 |
いま、次の世代へ伝えたい大切なこと─―はじめに 言葉というのは、その人の心があらわれるものではないだろうか。 しかし、今、人間関係において、そうしたやさしさや思いやりに満ちた言葉というものが、忘れられているような気がしてならない。 昨今、あちらこちらで耳にする会話には、相手への気遣いや配慮がおたがいに欠けているように感じてならないのである。 私は東宮侍従として、皇太子時代の天皇陛下におつかえした。 両陛下は、さまざまな方々とお会いになって、あたたかいお言葉をかけていらした。 両陛下のご訪問先には、私もずいぶんお供させていただいたが、美智子さまにお声をかけられた人々はみな、いちように感激する。 美智子さまが、微笑みながらお言葉をかけられると、かけられた人は誰もが緊張しながら もいい表情になる。 それは、美智子さまが、ひとつひとつの出会いを大切にされており、そうしたお気持ちが人々の心にじかに届くからではないだろうか。 そして、美智子さまの子育てにおけるご方針には、なるほどと感服することも数多くあったのである。 家族というもっとも身近な人間関係のなかで、おたがいが愛情をきちんと伝えていらした。 ご静養先などでは、快活なご性格が垣間見えることもある。 私は侍従を退職したのち、教職を経て、現在は教育評論家の立場にある。 社会全体がオートメーション機器の発達により、人と人が話をしなくても生活できるようになった。 私もこうして一冊の書にまとめてみると、あらためて人と人とが向き合う上で、どのような心のあり方であればよいかを教えられるような思いがする。 浜尾実 |
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