新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論 1
 
  戦争に行きますか? それとも日本人やめますか? 究極の選択を迫る、全く新しい日本人論 ・・嗚呼、史上空前の、問題作、ついに全貌を現す! 戦後日本53年間の見えざる呪縛の鎖を断ち切る解放の書か?それとも、戦争の悪夢を呼び起こす禁断の1冊か?戦争とは何か?国家とは何か?書き下ろし超大作!  
著者
小林よしのり
出版社
幻冬舎
定価
本体価格 1500円+税
第一刷発行
1998/7/10
ご注文
ISBN4−87728−243−2

第1章 平和をサービスと思う個人

第2章 空気に逆らえぬだけの個のない論調

第3章 若者のためにスケールのデカイ日本の戦争の脱明

第4章 東京裁判洗脳されっ子の個人主義

第5章 南の島に雪が降る

第6章 倫理ある個の芽生え

第7章 特攻精神 

第8章 公から難脱した個は人ではない

第9章 尽詔された暴力、されない暴力

第10章 他国の軍との残虐度を比較する

第11章 反戦平和のニセ写真を見抜け

第12章 『証言』というもの

第13章 洗脳されている自覚はない

第14章 置き去りにされた祖父

第15章 痛快な戦争体験

第16章 自己犠牲の戦争体験と正義

第17章 クニを護るための物語

第18章 軍部にだまされていたのか ?

第19章 悪魔の戦争

第20章 個と公

第21章 個を超える勇気と誇り

最終章 自由と束縛

あとがき

当初、この『戦争論』は、昨年の8月の刊行を予定して5月から描き始めた。

最初は150ぺージ程度の作品を想定していたのだが、結果として400ぺージ近<にまで内容は脹れ上がり、描き下ろしの作業は1年間にも及んだ。
その間、様々な人々の協力を得て、この本は完成した。

大月隆寛氏にはたびたび資料を持ってきてもらったり、江田島まで取材に連れられていってもらたりして、ずいぶん世語になった。
また、第15章を描<にあたって、自らの体験や戦地から持ち帰られた当時の写真や日記といった大変貴重な資料の数々を、じつに快<提供してくださった高村武人氏には、心からの感謝を申しあげます。

そして、どんどん締切りを遅らせたのに、グチもこぼさず、あらゆる点において完全にフーオローして<れた幻冬舎の志儀君、有り難う。
あとカッコイイ装幀に仕上げて<れたデザイナーの鈴木成一氏をはじめ、この本のために協力して<ださったすべての方々に、この場所を借りてお礼申し上げます。

平成10年5月

小林よしのり