マッキンゼー式 世界最強の仕事術
 
  知識・情報を詰め込む前にビジネスの基本思考を学べ ! 世界最強の構造思考を公開    
著者
イーサン・M・ラジエル
出版社
英治出版
定価
本体価格 1500円+税
第一刷発行
2001/4/20
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ISBN4−901234−11−0

マッキンゼーについて

マッキンゼー・アンド・カンパニーにあまりなじみのない読者のために、まず背景を簡単に説明しておきたい。
この組織は一九三二年に創業され、今では戦略コンサルティング会社として、世界で最も成功している。

現在、全世界に七十五の支社があり、約四五〇〇人のプロフェッショナルを抱え、今なお増えつづけている。
大規模会計事務所には事業をもっと大々的に展開しているところもあり、マッキンゼーは世界最大とは言えないかもしれないが、最も有名な戦略企業体であることはまちがいない。
クライアントは、〈フォーチュン〉誌トップ一〇〇社の大多数、アメリカ合衆国のたくさんの州、連邦政府省庁や外国政府など。

現社員も元社員も「ファーム」と呼ぶマッキンゼー・アンド・カンパニーは、国際ビジネス界の一流ブランドなのだ。
マッキンゼーの幹部パートナーには、個人としても国際的に著名な人たちが多い。
ローウェル・ブライアンは預貯金危機の際に上院銀行業務委員会に助言をした。

また、最近になってマッキンゼーを辞した大前研一は、経営や未来学の分野での著作が多く、日本でベストセラーになっている。
ハーブ.ヘンズラーはドイツのヘルムート・コール元首相のビジネスや経済問題のアドバイザーだった。
さらには、マッキンゼーを「卒業」して、現在は世界各地で高い地位に就いている人々もよく知られている。

数多くのそういう人たちのなかから、ほんの三人を挙げるだけでも、経営の「グル」と呼ばれ、In Search of Excellence
[邦訳[エクセレント'カンパニー(上・下)」講談社文庫の共著者であるトム・ピーターズ、アメリカン・エキスプレス社長のハーヴェイ・ゴラブ、英国工業連盟会長のアデア・ターナーがいる。
マッキンゼーは、他の追従を許さないその厳然たる地位を維持するため、あるいは、その高額な手数料を維持するために、毎年、ビジネス・スクールを卒業予定の学生のなかから、トップ中のトップを選び出す。

さながら、ミルクの表面に浮いたクリームの膜をすくうように……。
優秀な学生をおびき寄せるエサは何か?
高給。

それに、マッキンゼーの能力主義的ヒエラルキーを猛スピードで駆け上がって、ビジネス界のエリートとあいまみえることができるという可能性。
その見返りとしてマッキンゼーが要求するのは、顧客サービスに全身全霊を傾けること、出張も含めて何週間も何カ月も我が家、家族から離れる超人的ハード・スケジュールを引き受けること、最高の質の仕事だけをすることである。

このマッキンゼー基準を満たせば、いとも迅速な昇進が可能となる。
ところがこの基準に達しなければ、厳しい「アップ・オア・アウト(一定年限内に昇進するか、さもなければその組織から出なければならない)」の規則で、どん詰まりへと追い込まれる。

 

 

 

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