金持ち父さんの キャッシュフロー・クワドラント
 
  ロバート・キヨサキ 待望の第2弾! 4つの生き方を決める価値観の違いとは? 企業家として成功させるにはどうしたらよいか? 答えはこの本の中にある。  
著者
ロバート・キヨサキ + シャロン・レクター(公認会計士) + 白根美穂子(訳) 
出版社
筑摩書房
定価
本体価格 1900円+税
第一刷発行
2001/6/25
ISBN4−480−86332−X

「人間は生まれたときは自由である。それなのに、あらゆるところで鎖につながれている。自分こそが主人だと思っている人も実は奴隷であることに変わりはない」.シャンH.シャック・ルソー

「経済的自由なしには、ほんとうの自由を手に入れることはできない」金持ち父さんはよくそう言っていた。
そして、いつも次のように続けた─「自由を手に入れるのにお金はいらないかもしれない。だが、その代わりに何かを支払わなくてはならない」。
金持ち父さんの言っていたこの「代わりの何か」を喜んで支払おうという人たちにこの本を捧げる。


はじめに
キャッシュフロー・クワドラントとは何か

あなたはいま経済的に自由だと言えるだろうか?
お金に関することで人生の岐路に立っていると感じている人は、ぜひこの本を読んでほしい。あなたがいま自分の頭でしっかりと考えて行動し、それによって自分の将来の経済状態を変えたいと思っているなら、進むべき進路を決めるのにこの本がきっと役に立ってくれるだろう。

キャッシュフロー・クワドラントは、図@のような四つのクワドラント(円を四等分したもの)から成り立っている。

@キャッシュフロー・クワドラント

それぞれの頭文字の意味
E…従業員(employee)
S…自営業者(self-employed)
B…ビジネスオーナー(businessowner)
I …投資家(investor)

私たちはみんな、この四つのクワドラントのうち少なくとも一つに属している。
どこに属するかは、お金がどこから入ってくるかによって決まる。
たいていの人は給料がおもな収入源だから従業員(E)だ。

そのほかに、自分の雇い主は自分だという自営業者(S)もいる。
この従業員と自営業者がキャッシュフロー.クワドラントの左側に来る。
右側にいるのは自分が所有するビジネスや投資から収入を得ている人たちだ。

この本はビジネスの世界を形作る人間を、四つの異なるタイプに分ける考えをもとに書かれている。
この本を読み、それぞれのクワドラントに属する人がどんな人間で、どんな点が異なっているかがわかれば、いま自分がどこに属するか、経済的に自由になりたいと思ったらどこに属したらいいか、そこへ到達するにはどんな道をたどったらよいか……そういったことがわかってくると思う。

四つのクワドラントのどこに属していても経済的に自由になることは可能だが、ビシネスオーナー(B)あるいは投資家(I)が持つ技術を使えば、もっと速くゴールに到達することができる。
Eとして成功している人も、Iとして成功する可能性は充分ある。


●金持ち父さんからのアドバイス

この本は多くの点で『金持ち父さん貧乏父さん』の考えを引き継いでいるので、いわば続編と考えていただいていい。
前著を読んでいない読者の方のために簡単に紹介すると、『金持ち父さん貧乏父さん』はお金と、人生のさまざまな選択について、私が二人の父親から教えてもらったまったく違う考え方について書いた本だ。

二人の父とは、一人は私の実の父、もう一人は親友マイクの父親だ。一方は高い教育を受けていたが、もう一方はバイスクールさえ卒業していなかった。
そして、一方は一生お金のことで苦労し、もう一方は金持ちになった。
子どもの頃、私がだれかに「大きくなったら何になりたい?」と聞かれると、高い教育を受けた方の父はいつも「学校に行っていい成績をとり、安定した仕事を見つけるんだ」とアドバイスしてくれた。

父が私に勧めていた人生の進路をキャッシュフロー・クワドラントで表すと図Aのようになる。
いつもお金に困っていた実の父のアドバイスは、給料をたくさんもらえるEか収入のいいS、つまり医者や弁護士、会計士のような、専門知識を持った自営業者になれということだった。
父にとって大事だったのは安定した収入と退職後の生活の保障、仕事そのものが安定していることだった。

父が政府の役人として高給のとれる役職(バワイの州教育局長)についていたのもそのためだった。
一方、あまり学校に行かなかった金持ち父さんは、まったく違うアドバイスをしてくれた。

「学校に行って、卒業したらビジネスを立ち上げ、投資家として成功しろ」というのが金持ち父さんのアドバイスだった。金持ち父さんが私に勧めた人生の進路は図Bのようになる。
この本では、金持ち父さんのアドバイスに従って私が通ってきた道1そこでどんな精神的、感情的変化を経験し、どんなことを学んだか─についてお話ししたい。

 

 

 

 

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