月曜日は最悪だとみんなは言うけれど
 
 
  レイモンド・カーヴァー没後10年を経て明らかになった創作事情  
著者
村上春樹 編・訳
出版社
中央公論社
定価
本体価格 1800円+税
ISBN4-12−003005−9

レイモンド・カーヴァー没後10年を経て明らかになった創作事情/リチャード・フォードによるカーヴァー追悼エッセイ/ティム・オブライエンのヴェトナム再訪記+最新短編/ジョン・アーウィング会見記/トム・ジョーンズ、デニス・ジョンソンのエッセイ

 

若い頃からリアルタイムでアメリカの同時代小説を 熱心に読んできて、今もまだなんとか読み続けている。

腰を据えて古典小説をじっくりと読むのももちろん重要 だし、楽しいことだけれど、このように生きて動いている 同時代文学にしっかリつきあっていくのも、それに劣 らず楽しくまた重要なことであると僕は信じてきたし、 今でも信じている。とくにここに取リ上げた作家たちの ほとんどとは、僕は個人的に会って話をしたことが あるので、そういう点においても興味深く記事を 翻訳し、紹介することができた。(「訳者あとがき」よリ)