「大切な人」の気持ちがわからなくなったときに読む本 信じ合える心の育み方
著者
鴨下一郎/著
出版社
青春出版社
定価
本体価格 1200円+税
第一刷発行
2002/12
ISBN 4-413-03374-4
どうして 出会った頃は、あんなに楽しかったんだろう・・・・。

内容紹介
「最近なぜか彼の機嫌が悪い」「一年もつきあっているのに、友達を紹介してくれないのはなぜ?」「どうしても携帯がつながらない」・・・・・・すれ違いに不安になるとき、彼とのつきあいをどう考えればいいのでしょう? 信じ合える関係になるための上手なコミュニケーションとは? この本は、あなたの恋の相手が本当に「大切な人」かを見極めるポイントから、ずっといい関係を続けられるふたりになるためのヒントがつまった一冊です。

 

 

著者紹介
1949年東京生まれ。医学博士。「ストレスががんを誘発する」「ストレスが人間の幸福を蝕んでいる」と、いちはやく提言。ストレス社会の到来に備えて、31歳のときに心療内科医として日比谷国際クリニックを開設。「ストレス」という言葉が流布する以前から治療に携わっている、日本におけるストレス治療の先駆者的存在。対症療法だけでなく、生活改善の指導や仕事への取り組み方、ものの見方や考え方をアドバイスすることによって、ストレスに負けない体質づくりまで徹底指導し、多くの実績を残している。

 

はじめに

「最近、何度かけても携帯がつながらない」
「なぜかいつも機嫌が悪い」
「私といても、前みたいに楽しそうじゃないな……」
「こんなに会いたいのに、どうしてわかってくれないんだろう……」
つきあい始めたころはあんなに楽しかったのに、最近は会ってもすれ違いばかり。
いつから歯車が狂ってしまったんだろう……昔のふたりにはもう戻れないとわかってはいても、ついつい思い出してしまう。
そんなときに彼とささいなことでケンカになってしまって、ふだん溜まっていた不満をぶつけてしまう。
彼とはもうダメなのかと思えるのはこんなときですね。
こういうときに考えたいのは、あなたにとって「本当に大切な人」とは誰かということです。
もしそれがいまの相手なら、少々のつらさを乗り越えても、その恋を壊したり、あきらめたりしてはいけません。
世の中にいる、深い絆で結ばれている夫婦たちも、何度も互いの間に深い溝を感じながら、「それでもこの人と別れたくない」と思って関係を築いてきているのです。
この本には、お互いが相手を「大切な人」とする関係、信じ合える関係をじっくりと育てていくための考え方を書きました。
恋愛も人間関係である以上、ふたりの関係が時間とともに形を変えていくのは当然のことなのです。
相手があなたの「大切な人」かをどう見極めるかは、本文の中で触れました。
その人が大切な相手なら、出会ったころのように楽しくなかったり、そのころのように彼がやさしくないとしても、大丈夫。
なぜならそれは、ふたりの関係が新しい段階に入った証拠だからです。昔を懐かしんで哀しむよりも、これからどう信じ合える関係をつくっていくかを考える時期になったということなのですから。

平成十四年十二月

鴨下一郎

(本文 はじめにより引用)

 

 
 


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