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ゲスト:ミラクル☆パッションズ
(公式HPhttp://www2.ocn.ne.jp/~mps/

■ 日時 2009/07/26(日)
   イベント開始:PM 1:00〜    サイン会:イベント終了後に開始
■ 会場 BOOKS ルーエ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3 0422-22-5677
■サイン会当日のご注意! 「『中学生はコーヒー牛乳でテンション上がる』(情報センター出版局)発売記念 ワクサカソウヘイさん サイン会」を先着100名様で開催いたします。
*サイン会・・・当日、『中学生はコーヒー牛乳でテンション上がる』(情報センター出版局)をお持ちになってご来店ください。 (他店でご購入された本もOK)
■備考 雨天決行 写真撮影可 『中学生はコーヒー牛乳でテンション上がる』(情報センター出版局)にサイン致します お一人1回 指定本以外サイン不可 握手OK

<ワクサカソウヘイ>
1983年生まれ。脚本家・コント作家。高校3年生でコントグループ「ミラクル☆パッションズ」を旗揚げ。公演の他、金沢21世紀美術館でのワークショップ、横浜トリエンナーレやクラブでのパフォーマンスなど幅広く活動する。現代美術の祭典「GEISAI#11」でのパフォーマンス「こんな狭いところで座頭市」は最終選考にノミネートされ、ニューヨーク公演が決定。今、もっとも注目されている若手コント作家



 中学生はコーヒー牛乳でテンション上がる
 


ワクサカソウヘイ/著 出版社:情報センター出版局 定価(税込):1,260円 
第一刷発行:2009年5月 ISBN:978-4-7958-5002-6  
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深いようで浅い、浅いようで深い14歳。若手コント作家による大爆笑必至の痛快エッセイ。
 
本の要約

”25歳の若手コント作家が、思春期まっさかりの中学生たちと、カラオケから私的運動会まで超個人的に遊び倒します。自意識をこじらせすぎてどこか変な中学生たち――活字中毒のシングウ、虚弱体質のモッチャン、””普通””すぎるヨッシー、おバカなハルコ&ナミコ、キレイな肥満児コウ――の予想もつかない言動に大爆笑必須の実録ドキュメント!”

[目次]
第1章 中学生のツボはよくわからない(ど活字中毒のシングウ;ハルコとナミコの地平線 ほか);第2章 地獄のプライベート運動会(公園の喧嘩の上に咲くキレイな花;不良失格 ほか);第3章 僕が真っ白な中学生だった頃(あいつがブスで、俺がブサイクで;さて、性が問題だ ほか);第4章 さようなら、中学生たち(仲がいいにもほどがある合宿;中学生地味メモ ほか)


オススメな本 内容抜粋

シングウは中学1年生の男子だ。彼はものすごい活字中毒者である。
「ズッコケ三人組」の中にバカセという本好きの少年が登場するが、彼はトイレにこ
もって本を読み続けるという癖を持っている。シングウは、その比じゃない。トイレ
どころか、家の中、学校、外にいるときですら、とにかく呼吸をするように常に本を
読んでいる。登校中も下校中も、本を読みながら歩き続ける。しかもカバンの中は、
すでに読み終えた本がぎっしりつまっていて、教科書など入っていない。「お前は、
偉いところがひとつもない二宮金次郎か」そうつっこみたくなるほどに、シングウの
生活は本でまみれている。
この前、下校途中に本に熱中しすぎて、帰る道がわからなくなってしまい、道に迷
わないようにカバンから本を一冊一冊目印代わりに道々に落として帰ったというのだ
から、そのカバンに入っている本の量には驚くしかない。そしてもう21世紀だという
のに、ヘンゼルとグレーテルみたいなテクニックを使っているというところにも驚く
しかない。」
一度、冗談でシングウから本を取り上げ、その本をガムテープでシングウの背中に
貼り付けてみたところ、「あれ?あれれ?おかしい!この辺から本の気配がす
るのに?あれれ斜」とパニックを起こしながら、その場でぐるぐる回転しはじめた
ことがあった。まるで排水溝に飲まれていく魚の骨みたいな感じでクルクル回り続け
るシングウを見て、「こいつは本の場所が気配でわかるのか。本が野武士だとしたら、
シングウは目が見えなくなっても座頭市みたいに活躍するぞ、おい……」と薄ら寒さ
を覚えたことがある。
そんな本の虫のシングウは、なので、頭の中に持っている雑学が半端ない。
曰く「サリンというのは開発者の名前の頭文字から名づけられた毒物だ」
曰く「テレビ局はテロ防止のため、迷路のような造りになっている」
曰く「シャーロックホームズシリーズは、後半からがとても面白い」
まあ、最後のは雑学なんかではなく、ただの読書感想文かもしれないが、とにかく
シングウは口を開けぽそのような雑学を連発してくるのである。学校でもその調子で
生活を送っているようで、そのあまりのうんちくぶりに「俺、こないだ、クラスのみ
んなから『うんちくん』ってあだ名もらったんだ、えヘへ」とまるで勲章をもらった
かのように誇らしげに、照れていた。「それは悪口なんじゃないのか」という言葉を
飲みこみ、僕は「そっか、よかったね」とだけ言った。
しかし、シングウのあまりの本の読みっぷりに、僕は少し引っかかるものがあった。

(本文P. 10〜11より引用)


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