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吉祥寺スタイル 楽しい街の50の秘密 
著者
三浦展/著 渡和由研究室/著
出版社
文芸春秋
定価
税込価格 1,550円
第一刷発行
2007/04
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ISBN 978-4-16-369050-6

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「歩安感」「好き間」「どこカフェ」……ちょっとした工夫で街やお店に10倍活気がでる。ファスト風土化する商店街を救うヒントが満載。
 

本の要約

「歩安感」「好き間」「どこカフェ」……ちょっとした工夫で街やお店に10倍活気がでる。ファスト風土化する商店街を救うヒントが満載!吉祥寺にはなぜこんなに人が集まるのか? 住みたい街ナンバーワンの街の心地よさを、最新のニューアーバニズムの視点から分析し、集客できる街・店作りのためのコンセプトを提案する。キーワードは「歩安感」「好き間」「スケルトン」……。〈ファスト風土〉化する郊外の問題を研究してきた三浦氏が都市デザインの専門家である筑波大学の渡和由助教授と組んで放つ渾身の企画。商店街の再生から身の回りを心地よくするヒントまで、すべての人がハッピーになる新しい街本です。



オススメな本 内容抜粋

プロローグ

気持ちいい、吉祥寺

吉祥寺に住んで一九年

吉祥寺は東京の中でも特に人気の高い街の一
つである。若者や新婚夫婦が住みたい街の調査
では、必ず1、2位を争う。高齢者が終の住処
として住みたい街としても吉祥寺が一番に選ば
れた。老若男女に支持され、しかも人気が長い
間持続している。
なぜだろう?単におしゃれな店があるとか、
おいしい店があるとかいうだけの理由ではない
と思う。
私は東京に出てきて今年でちょうど三0年に
なる。そのうち二四年間を中央線沿線で過こし
てきた。そのうち五年間は学生時代。それ以外、
一九八八年から現在までの一九年間は吉祥寺に
住んできた。なぜそれほど長く吉祥寺に住んで
きたのか。
私が最初に吉祥寺に引っ越したのは、それほ
ど積極的な理由があったからではない。買い物
が便利なことと、当時は渋谷に職場があったの
で、通勤しやすいという程度の理由だ。それが
一九年も住み続けることになった。
私がそんなに長く住むことになったいちばん
大きな理由は、子どもが生まれたことだ。吉祥
寺は小さい子どもを育てるには最適な街である
と私は思う。
何と言っても井の頭公園がある。自然が豊か
だ。公園の一部として、小さいながらも動物園、
水生動物園、遊園地もある。公園の南には玉川
上水があり、その周辺にはまだ田園地帯が残っ
ている。
子どもがまだ赤ん坊の時は、バギーに乗せて
公園をよく散歩した。二歳くらいになると、子
どもは井の頭池のカモにえさをやったり、遊具
で遊んだり、動物園にゾウを見に行ったりした。
公園には大道芸人も多いので、楽しい。五歳を
過ぎると自転車の練習、神田川でザヨガニ捕り、
草むらでバッタ捕り、玉川上水でカブトムシ捕
りや野鳥観察(玉川上水沿いの野鳥公園には絶滅
危惧種であるオオタカすら見ることができる!)。
年齢に応じていろいろな使い方ができるのだ。


(本文P. 15〜16より引用)

 

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