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 政権交代のシナリオ 「新しい日本」をつくるために
著者
小沢一郎/著 菅直人/著
出版社
PHP研究所
定価
本体価格 1200円+税
第一刷発行
2003/11
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ISBN 4-569-63190-8
 
小泉政権の限界を熟知する二人が、官主導から民主導の政治に転換することで日本を甦らせる方策を語る。新民主党の政権構想を網羅。
 

打倒・小泉政権!政界一の実力者・小沢一郎とカリスマ的人気を誇る菅直人が夢の越境タッグ!!弱肉強食の政治の世界に新風を巻き起こす二人、「新しい日本」をつくるための秘策はこれだ!!

日本に小選挙区制が導入されてから10年。その目的は、アメリカやイギリスのような二大政党制――国民の意思により政権交代が行われる民主主義政治の実現にあった。しかし、現実は自民党による政治が続き、この10年で経済は低迷、社会全体に閉塞感が漂っている。その大きな原因は、自民党に変わる政権政党を選ぶ選択肢がなかったからである。しかし、2003年10月、民主党と自由党が合併したことで、日本にもようやく政権担当能力のある政党が二つ存在するようになったといっていい。本書は、民自合併に踏み切ったそれぞれのトップが、「自民党政治の弊害」を説くとともに「民主党が目指す政治とは何か」を語った緊急対談。掛け声だけで何も実行しない小泉首相の本質、政官財の癒着がもたらす国民負担の増加、民主党が唱える本物の改革……いまの政治の問題点を浮き彫りにしつつ、新しい日本をつくる方策を網羅。次の選挙で一票を投じる前に読んでほしい。

[目次]
第1部 自民党政治の終わり(小泉首相は公約を守ったか;小泉首相に経済政策はあるのか;小泉首相に外交理念はあるのか;小泉首相は自民党を壊せるか;小泉首相は官僚主権を打破できるか);第2部 民主党政治の夜明け(なぜ民主・自由は合併したか;総選挙で勝算はあるのか;民主党に政権担当能力はあるのか;菅内閣が誕生したら何をするのか)



オススメな本 内容抜粋

まえがき

ちょうど十年前、一九九三年の夏に細川政権が誕生した。
私自身も、国会議員になって十三年目にして初めて与党の一員として政権に参画した。
その後、村山政権、橋本政権のときも政権にかかわってきた。
しかし、残念ながらいずれの政権でも国民の皆さんが期待する改革は思うように進まなかった。
政権の一員として、私自身も深く反省している。
なぜ、うまくいかなかったのかは明らかである。
この国には、真の民主主義がないからだ。
残念ながら、国民の代表者たる国会議員が自覚と責任を持って政権を運営する仕組みになっていない。
では、誰が政権を運営しているのか。
それは、巨大かつ複雑な官僚組織だ。
時の政権といえども手がつけられない官僚組織の巨大な権限、この伏魔殿こそが改革を阻む根本的原因だ。
官僚一人ひとりが問題だというつもりはない。
個人の問題ではなく、日本社会の構造問題だ。
本来、そうした構造問題は政治が解決していくべき課題である。
しかし、長いあいだ政権与党の地位にある自民党は、そうした構造問題を解決するどころか、官僚組織に依存して政権運営を行なっている。
官僚組織に政策を丸投げするとともに、政官業の癒着構造を増幅させてきた。
政策は官僚任せで、自民党にとっての政治とは政局だけを意味してきた。
政局しか念頭にない小泉首相が典型的な自民党の姿だ。
本末転倒といえる。
本来、国民にとって政局などどうでもよいことだ。
目の前にあるさまざまな問題や日本の構造問題を解決することこそが、国民が政治に対して真に望んでいることであろう。
日本の歴史上、野党第一党が選挙に勝って政権交代が起きるということは過去に例がない。
たしかに、細川政権では政権交代が起きたが、あくまで小政党(七党八会派)の連立であった。
しかし、それから十年、二大政党制の確立を目指した小選挙区制の下での三回目の選挙、三度目の正直でそれが起きるかもしれない。
肥大化し、自ら意思をもって暴走し続ける官僚組織の弊害を是正し、国民本位の政治、政策を実現するためには、官僚組織と一体化して私利私欲を追求する自民党政権との決別が不可欠である。
この大業は、民主党と自由党の合併によってその実現の可能性が高まった。
いち早く自民党政権の弊害に気がつき、自ら自民党を飛び出してその信念を貫く小沢一郎氏率いる自由党と組むことによって、二大政党の一翼がいよいよ形成されたのである。
新しい日本は、新しい民主党がつくる。
民主党対自民党、私は日本における新しい二大政党時代の幕開けを確信している。
私は、新しい日本をつくることを国民の皆さんに約束する。

二〇〇三年九月

菅直人

 

(本文P. より引用)

 

 

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