Hanako 吉祥寺特集 2003年度版
著者
編集長 友野耕士
出版社
マガジンハウス
定価
本体価格 352円+税
第一刷発行
2003/03/05
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あなたの味わったことのないおいしさがまだあります吉祥寺

毎年春恒例の吉祥寺特集です。武蔵野地区だけでなく、中央線沿線や、お花見の季節には都内各所からも人が集まる街。住宅街を控える一方、学校も多く、さまざまな年齢層が暮らす街なだけに、レストランにも、繁華街にはない「厚み」があります。そこで今回は、「しっとり大人系」と、「おしゃれ若者系」の大きくふたつのテイストに分けて、レストランを選んでみました。さらに、スイーツ&デリのテイクアウトブックもin。青山や渋谷のような都心にくらべて変化がゆっくりしている街だから、1年間ばっちり保存して、いろんなシーンに活用してください。  

ジャンル別「おいしい店」最新情報満載!
あなたの味わったことのないおいしさがまだあります、 吉祥寺

 

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井の頭公園周辺のフレンチ&イタリアン。2時間かけて味わう、ゆったりと贅沢ランチ

北欧、スペイン、そして中華。いながらにして本場の味が堪能できる、各国料理のランチ

こだわりの手打ちパスタに薄焼きピザ、魚介。地元人ならずとも常連になりたい個性派4軒

大正通り、昭和通りはフレンチ名店ストリート。シェフ自慢の料理を、おすすめコースで味わう

時代に迎合しない、小細工なしの一皿。わざわざ訪れたい、吉祥寺の本格和食

住宅街に隠れた名店にいざ。一流の味とおもてなしが待っている

ダイニングバーで味わう、華やかな空間と手の込んだ和食。隣同士なら距離も縮まる

素材選びや酒選びに妥協なし。その頑固さも店の顔、大人の居酒屋

常連じゃなくても、しっかりなごめる。大人の語らいにふさわしい、静かなバー

抹茶、サンドウィッチにご自慢パウンドケーキ。安らぎ空間がうれしい、大人仕様のカフェ

ゾウのはな子さんも登場! 吉祥寺タウン便利マップ

光がやわらかい季節、明るいカフェでひとりでもゆったりワンプレートランチ

のんびり吉祥寺ペースの夜カフェで、しっかりディナー&極上デザートを

本場仕込みがそろうエスニックパラダイス。シシカバブ、生春巻、これがお国自慢の味!

この価格で点心、創作、本格派まで。低予算で満足の吉祥寺中華に注目!

老舗そばから讃岐うどんに名物ラーメンまで。ヌードル天国・吉祥寺の"イケ麺"はこれ!

おいしい食事とたっぷりの酒、気楽なムード。兼ね備えたダイニングが会話の盛り上げ役

大型ビューティサロンに個性派ペット雑貨。進化するこの街に、続々ニューオープンの店


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特別とじこみ おうちでも、井の頭公園でも、おいしいものが食べられる!
吉祥寺 スイーツ&デリBOOK

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ほっぺたが落ちそう! 吉祥寺スイーツセレクション

おいしさがぎっしり! 吉祥寺デリセレクション

 

 
 
 

本場仕込み名店が揃うエスニックパラダイス。
シシカバブ、生春巻き、これがお国自慢の味!
本誌P80〜81より
地元民にエスニック好きが多く、よそからもスパイシーな味を求めて人々が集う吉祥寺。その激戦区が新顔の登場でますますヒートアップしている! 各ジャンルのトップを走る店から、必須の一品をご紹介。

ペパカフェ フォレスト
pepacafe FOREST
TEL 0422・42・7081
< お国自慢 >
カーオマンガイ980円
茹で鶏に赤米入りの炊込みご飯を添えた、これぞタイのカフェめし。ランチにはサラダ、スープ、生春巻き、ドリンクがつく。
地元民も驚いた公園内のニュースポット。
絶好のロケーションと流行の味を満喫。


 昨年夏、井の頭公園内に突如現れたカフェダイナー。じつは吉祥寺に根付いて23年の老舗『peppermint cafe』がプロデュースする店。オーセンティックな本店と違い、こちらはカフェめしスタイル。讃岐麺で作るカレーうどんなど、日本ブーム真っただ中のタイの流行フーズをダイレクトに取り入れる。これも一年の半分をタイで過ごすオーナーのなせる業。春には野菜やハーブを使ったオーガニック料理にメニューを一新。豊かな緑を前に、最新のタイ料理を楽しもう。

●三鷹市井の頭4-1-5 井の頭恩賜公園内
営12:00〜22:30 火休(5月から無休の予定)  花見シーズンの営業時間、最新メニューなどの情報はHPで(http://www.peppermintcafe.com)。
手前から時計回りに、アジアンサラダ850円、生春巻き780円、タイ式カニ肉入りラーメン780円。和の食材をタイ風にアレンジした井の頭弁当980円など、今後も新メニューが続々登場する予定。
池を望む広いテラスは40席あり、ペット連れもOK。

ムンタージ TEL 0422・49・8754
< お国自慢 >
パコラ700円
マメの粉、野菜、香辛料の練り物を揚げた、南インドの家庭料理。
南インド独特のスパイス使いが後を引くカレー&揚げもの。

 公園へ抜ける道の途中、この店から漂うカレーの香りに素通りするほうが難しい。料理長が南インド出身で、辛みの強さは暑い地方ならでは。最近は、チキンのうまみがよく出たマサラカレーが新たに加わった。サイドメニューが豊富で、都内のインド料理店ではあまり見られない<パコラ>もある。素朴な形や作り方など、日本のさつま揚げにそっくり。口のなかに豊かな香りが広がり、食べるほどに病みつきになっていく、これぞスパイスマジック。

●武蔵野市吉祥寺南町1-16-11 荻上ビル2F
営11:00〜16:00、17:00〜23:00 土日祝は通し営業 無休
手前から、タンドリーチキンマサラカレー1750円、南インドスタイルの野菜カレー1650円。ナンまたはライス、サラダ、ドリンク付き。
オープンキッチンからナンの焼き上がるいい香りが。

ベトナムハウス TEL 0422・21・3121
< お国自慢 >
生春巻700円
辛さと甘さがミックスした自家製のつけダレにもファン多し。
心も体も和むベトナム料理店。看板はこだわりの生春巻き。

 マイルドな薄味が特徴のべトナミーズ。それがご主人のクェンさんの手にかかると、野菜が多めで、さらに体に優しいヘルシー料理に。生春巻きはビーフンを包んだだけの前菜程度にあしらわれがちだが、これで店の真価が問われるといっていい。皮はしっとり、具は密に巻き込まれ、またそれを口に含んだときの確かな歯ごたえ。どれをとってもここのは完璧。鶏ダシのうどん、野菜たっぷりの炒め物も忘れずに!

●吉祥寺本町2-34-12 若月ビルB1
営17:00〜23:00(22:00LO) 火休
手前から、蒸し春巻800円、パパイヤいため1000円、鶏肉うどん850円。伝統的なベトナム料理をひと通り味わえる<ハノイコース>(全6品)は2500円〜。
わずか20席のため週末は常連、予約客でいっぱいになる。ゆっくり食事したいなら平日を狙おう。

韓国レストラン 炭火苑 TEL 0422・22・6321
< お国自慢 >
チヂミ850円
山芋、ニラなど4種の野菜とゲソ入り。炭火で焼き直すとさらにおいしい。
珍しいワイン漬け豚肉や、韓国の家庭料理が自慢。

 焼肉屋といっても煙モクモクのワイガヤ系ではない。女性オーナーが華やかな笑顔でもてなす、こざっぱりした韓国レストラン。一昨年に価格を大幅ダウン。それでも和牛へのこだわりを捨てず、肉の質を落とさなかったことから予約必須の繁盛店となった。焼肉メニューでは、豚肉を24時間ワインに漬け込んだ、香り高い<ちくとん焼>が人気。辛みの利いたイカの刺身や、モチモチのチヂミにも箸が進みます。

●吉祥寺本町1-10-3 古城会館3F
営11:30(ランチ〜15:00)〜4:00LO  無休
手前から、韓国イカ刺身850円、ネギサラダ550円。奥は焼肉メニューより、カルビ900円((100g)と、ちくとん焼980円(2人前、180g)。
店内は昨年末に改装を終えたばかり。李朝家具が置かれ、趣ある雰囲気になった。大人数の場合は必ず予約を入れよう。

トルコ料理レストラン パムッカレ TEL 0422・23・5660
< お国自慢 >
串焼きの盛り合わせ2800円
羊、鶏、牛の3種のシシカバブはボリューム満点。焼き立ての熱々を逃さずかぶりつこう!
ダイナミックな串焼きは、辛みソースでなおウマイ!

 ワールドカップを機になじみが深くなったトルコ。豊かなバリエーションの料理は、中華、フレンチと並ぶ世界3大料理のひとつともいわれる。この店にも遊牧民族らしい豪快な肉料理や、地中海から伝わるピザなどがあり、飽きることがない。変わっているのがヨーグルトやヒヨコ豆などをペーストにした前菜で、パンに絡めていただく。まず盛り合わせにトライして、好みの味を探そう。シシカバブはそのまま食べてもいいけど、特製ソースをつけると違った味わいに。

●吉祥寺本町1-8-10 第85東京ビル3F 
営11: 00(ランチ〜15:00)〜23:00 無休
手前から時計回りに、前菜の盛り合わせ2800円、ピラフの葡萄の葉巻き800円、エキメッキ(袋状のパン)200円、トルコの薄焼ピザ1200円。
毎週土曜の20:30からベリーダンスショーが催される(チャージなし)。トルコ直輸入のアクセサリーや絨毯の販売もあり。

アムリタ食堂 TEL 0422・23・1112
< お国自慢 >
ガイヤーン900円
骨付きチキンを炭火でじっくりと焼いたもの。秘伝のタレをたっぷり付けて食べよう。
新顔はショーも行なうエンタメ系。
タイ本国出身のシェフに妥協なし!


 昨年11月にオープン。早くもエスニックにはかなりうるさい地元っ子にも愛される人気店に。客席はモダンで落ち着いたカフェ風。かたやオープンキッチンには活気が溢れ、タイ人の女性シェフたちが次々と料理を仕上げていくその腕の良さに惚れ惚れするばかり。通が<ガイヤーン>をひと目見れば、店がいかに本格タイ料理にこだわっているかがわかるだろう。のっぺりとしたグリルチキンが一般化したなかで、骨付きで焼く本場のスタイルを貫いている。ガムラン演奏、バリ舞踊などのショーも必見。

●吉祥寺本町2-17-12
営12:00〜23:00 無休
手前・ラートカオカイダオ900円。炒め物を載せたご飯の総称で、こちらは鶏の辛味炒め(内容は日替わり)。奥・トムヤムラーメン800円、平日のランチ限定メニュー。
座敷風の席は、月3回ほど不定期に開かれるエイジアン楽器の演奏や、舞踊会のステージも兼ねている。

 


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