◇著者紹介
マイケル・ムーア(Michael Moore)
批評と笑いの精神に溢れるジャーナリスト兼映画監督その他。
1954年ミシガン州のGM(ゼネラル・モータース)城下町フリントに生まれる。10代から政治活動に目覚め、22歳の時ラディカルで洒落の効いたジャーナリズムを目指した地域紙『フリント・ボイス』を創刊、以後10年間編集長兼記者として活躍する。1989年地元GM工場の大量解雇を題材に撮った自主ドキュメンタリー映画《ロジャー&ミー》が批評家から高い評価を受け、それ以後、TVプロデューサー、映画監督、俳優、放送作家、シナリオ・ライター、進歩派ジャーナリストと八面六臂の活躍を続けるマルチ・タレントとなる。2002年発表の反銃社会ドキュメンタリー映画《ボウリング・フォー・コロンバイン》は、カンヌ映画祭で第55回記念特別賞を受賞。他のベストセラーにDownsize
This! がある。トレードマークは野球帽。
目次 9・11テロについて使い捨てライターが教えてくれること―初版刊行後の補遺
プロローグ――何でこんなことになっちまったんだ?
1 まさに、アメリカ的クーデター
クーデター参加者の面々
反クーデターの手引き
2 拝啓 ジョージ殿――「大統領」ジョージ・W・ブッシュへの公開書簡
3 ダウがダウンでアップアップ
4 白人どもを殺せ
アメリカ白人のサヴァイバル術
黒人のためのサヴィヴァル術
5 バカたれどもの国
逃走的学生であることをやめ、闘争的学生になる方法
6 ちきゅうにやさしくキビシイ話
7 男たちへの挽歌
男性が絶滅をまぬがれる方法
女性が男性なしに生き延びる方法
8 ウィ・アー・ナンバー・ワン!
聖地パレスティナ
グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国
旧ユーゴスラヴィア
北朝鮮
9 巨大でシアワセな牢獄
10 脳死寸前民主党
11 人民の祈り
エピローグ――奴が「大統領職」に就いていやがるのは俺の責任なんだ……
|